ハッピ(法被)の色について
ハッピは着用シーンによって様々な役割を果たします。単純にユニフォームとしての用途だけでなく、着用するスタッフさんが動く広告塔にもなりますし、チームの一体感を高める効果も期待できます。そこにはハッピのデザインも大きく関係し、更にそのデザイン中でも重要なのがベースになる色です。私たち人間は目に映る色によって様々な印象を抱きます。
はっぴ工房では、ハッピの色がどのようなシーンでどんな効果を発揮するのか考えてみました。
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ネイビー
青よりも濃いネイビーは落ち着いたイメージを持たせる色です。
また伝統的な和のイメージで、上品さや誠実さといった印象もあります。お祭りで使用されることが多いネイビーのハッピですが、和食系の飲食店などでユニフォームとして利用されている場面も目にします。 -
ブルー
青は冷たさや清涼感といった印象を与える色です。
夏の屋外イベントなどで見た目が涼しく感じられるため好んで選ばれる傾向があります。涼に関係したアイテム(冷蔵庫やエアコン、熱中症対策グッズなど)、クリーンな印象が大事なアイテム(浄水器や空気清浄機など)の販促にぴったりです。 -
アクア
水色は青よりも一層涼しげな印象の色です。
その名が示すように水を連想させるため、海の家のスタッフやウォーターサーバーの販売員など、水関連の場面で活躍します。また波模様や富士山といったモチーフと相性が良いため、そのようなデザインで選ばれることが多いようです。 -
ワインレッド
しっとりと落ち着いた印象のワインレッドは大人の雰囲気によく合います。
また日本の伝統的な色である臙脂(えんじ)と同系統で、和の雰囲気を演出するのにも利用されます。和菓子屋さんやお茶屋さんなど、日本風のムードを大事にしたい場面で装束として活用してみるのも良いかもしれません。 -
レッド
赤は暖色系の中でも力強い色です。
情熱的、活動的という印象を与えます。緊急車両や踏切の遮断機のランプなどにも使われるように、危険を伝えたり注意を促したりする面も持っています。そんな赤色ですが、ハッピとしての効果は「力強さ」「熱気」「活気」を表現するのにぴったりです。お祭りや大売出しなど会場の雰囲気を盛り上げるのに活躍します。 -
ピンク
ピンクは情熱の赤と純粋の白が混ざり合った色です。
可愛さや可憐さ、穏やかさを感じさせることが多いようです。そんな特徴から、恋愛に関連性のあるイベントのバレンタインデーなどで利用されるシーンをよく見掛けます。また桜のイメージから春の色という印象もあり、花祭りや桜フェスティバルなどのイベントでも大活躍します。 -
オレンジ
オレンジは情熱の赤と希望の黄が混ざった色です。
温かみや明るさ、また陽気なイメージを持たれます。赤色から刺激性や警告性を抜いた感じで、熱気や活気を表現しつつも親しみやすい印象です。トロピカルな雰囲気を演出するのに最適で、フルーツ関係のイベントや夏をイメージした催しなどに最適です。 -
イエロー
黄色は光を想起させる色で、希望や幸福を感じさせます。
明るい色なので視認性が高く、注意喚起をする際によく用いられます。また金色との近似色ということで豪華な印象もあり、お宝市や質流れ系の催しでも活躍します。 -
レモン
明るい黄色は元気や幸運をイメージさせる色です。
また乳幼児向けのアイテムで性別を問わないカラーとして大人気です。レモン色ハッピはお祭りや特売など幅広い場面で活躍しますが、特に売り尽くしセールや在庫一掃セールのような限定大特価のイベントに向いているようです。 -
グリーン
緑は幸福の黄と清涼の青が混じった色です。
植物をイメージさせることから自然や環境といった印象を持たれることが多いです。昨今ではエコロジーやサステナブル、SDGsなど環境に配慮することがテーマのイベントも多く、そんなシーンにぴったりなのが緑のハッピです。また産直市場や道の駅など野菜関連の催しでも大人気です。 -
モスグリーン
落ち着きのあるモスグリーンは抹茶やうぐいすなど、和系の緑色を想起させる色です。
長時間見ていても疲れない、癒しの色でもあるモスグリーンは幅広い場面で採用されています。薬湯のイメージからか、温泉などでスタッフさんが着用している場面を目にすることもあります。 -
パープル
紫は情熱の赤と冷静の青が混ざった色です。
上品さや優雅さ、高級な印象を与える紫色は、高貴な色として認識されています。そのため占いで水晶玉が乗っているクッションや仏具に掛けられている布も紫が多い印象です。またぶどうを連想させる色であることから巨峰やピオーネなどの直売で利用されたり、珍しいところでは茄子を扱う場面で活躍することもあります。 -
ブラウン
茶色は大地や木の幹を連想させ、力強さや落ち着きをイメージさせる色です。
派手な色彩が似つかわしくない場面におすすめです。木造建築の屋内での催しや、環境関連のイベントなどにぴったりのカラーです。 -
グレー
灰色は白と黒の中間で、落ち着いた印象を与える色です。
黒ほど強くなく、白よりも汚れが目立ちにくいということで好まれます。特にハッピは着用したまま活動するアイテムですので、汗のシミや襟元の汚れなどが気になるケースも多いと思います。そんなときでもグレーなら気にせず着用することができます。 -
ブラック
黒色は各色の中で最も暗く、重厚感のある色です。
そのため威厳や孤高という印象もあり、職人気質な方に好まれやすい色のようです。また多くの色とデザイン的な相性が良く、ハッピの模様や背中に入れる柄の色を選ぶ際の選択肢が多いのも特徴です。 -
ホワイト
白は純粋さや無垢さ、潔白というイメージの色です。
ですので販促やイベントというよりも寺社仏閣関連の催事、祭事の場面で利用されることが多いようです。白色のハッピはお神輿(みこし)を担ぐような神聖な場面でよく見られます。